新着情報

2018.03.07

Profile T対応ONVIFプロトコルをリリース

図研エルミックのONVIF プロトコルミドルウェアがProfileTに対応
- 高画質化、多様化するIPカメラシステムの開発を支援 -

 

 図研エルミック株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:朝倉尉)は、IP監視カメラなど、セキュリティ機器をメーカーの違いに関係なくインターネットで相互接続するための国際的な標準通信規格である、ONVIF(*1)のProfile T規格に対応した新製品を発売します。 ProfileTは、H.265/HEVCと呼ばれる圧縮技術により、4K, 8Kのような高解像度映像を、画質を落とすことなく従来の約半分のデータ量で送受信したり、音声の双方向通信を可能にする、また改ざん検出など、ONVIFのProfileの中でも高度なストリーミング(*2)機能の実装を目的としています。これらの機能が、画像解析技術やIoT対応機器のひろがりと結びつくことで、IPカメラを監視に限らず、スマートファクトリー、見守り、遠隔医療、防災など、さまざまな場所や目的で活用することを可能にします。

 

 図研エルミックは、ProfileTを組込みやすいミドルウェアとして製品化し、今年7月から「Ze-PRO IPcam-PT」(カメラ機能)、「Ze-PRO IPmon-PT」(モニター機能)の名称で、機器メーカーや映像システムプロバイダー向けにライセンス提供する予定です。効率よくONVIF対応機能を実装することで、開発コストを削減し、ONVIF準拠製品市場への早期製品投入を可能します。

 

<システム全体をサポート>
 高画質、高精細な動画をスマホやタブレットに配信できるようになり、また高画質映像に画像解析技術が結びつくことで、IPカメラの用途は監視、防犯の枠を超えつつあります。ウェアラブルカメラや製造現場のセンサー機能付きカメラ、車両のドライブレコーダーなどの形をとり、異常検知や遠隔医療、高齢者の見守り、消費者の行動分析、災害現場の状況分析など、他のIoT機器やセンサーと連動した高度なシステムへの応用が期待されます。図研エルミックでは、ONVIF対応ミドルウェアを通じた機器開発のサポートのみならず、カメラを使う様々なシステムに合わせたカメラビューワーの開発環境や、音声や動画などのデータをリアルタイムに再生するためのRTP/SRTPミドルウェア、映像情報の漏えいを防止するソフトウェアVNPなど、システムレベルでの開発に貢献するよう周辺部の製品を拡充させています。図研エルミックでは、3月9日まで東京ビッグサイトで開催されている「SECURITY SHOW 2018」でも「Ze-PRO IPcam-PT」「Ze-PRO IPmon-PT」を紹介しています。

 

以上

 

※1 ONVIF(Open Network Video Interface Forum):2008年に発足した、IPセキュリティ機器の相互接続を実現するためのインターフェース規格の策定と標準化を目指すフォーラム
※2 ストリーミング音声や画像のデータを、インターネットを経由してダウンロードしながら同時に再生する技術

 

-図研エルミックについて-
 図研エルミックは、東京証券取引所第二部に上場し、資本金は5億円です。
組込みシステムに必要なネットワーク・画像・通信関係の先端技術を、ミドルウェアライブラリやモジュールなど、お客様が使いやすい素材に変えて提供します。自社技術の核であるネットワーク技術を、ネットワーク監視カメラ、FA、そして車載機器を中心に展開しています。

このページに掲載されている情報は、発表当時の内容です。
ご質問等ございましたら、お問い合わせください。

 

製品「Ze-PRO IPcam」「Ze-PRO IPmon」のご紹介はこちら