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2014.08.25

車載Ethernet(Ethernet AVB)ミドルウェア共同開発

図研エルミックが車載Ethernet用ミドルウェアをルネサスと共同開発
~ 実用性を高め市場への普及を図る ~

 

 図研エルミック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:朝倉尉 、東証二部:4770以下 図研エルミック)は、自動車用Ethernet AVB通信を実現するためのソフトウェアをルネサス エレクトロニクス株式会社(以下ルネサス)と共同で開発し、2014年度中にミドルウェアの提供を開始します。

 

 Ethernet AVBは、IEEE 802のLAN上でオーディオ信号やビデオ信号のようにタイミングの制約が厳しい信号の送受信を行うために、IEEEで標準化された通信ネットワーク技術です。自動車に応用した場合、車内の前後、左右にとりつけられたスピーカーやモニター、カメラで、音楽やビデオ、カメラ映像などを送受信するネットワークが、Ethernet AVBに集約され、自動車の配線をシンプルにするだけでなく、時刻同期機能や通信帯域予約機能で遅延を抑え、高品質な視聴環境を実現します (図)。 車載ネットワークの高速大容量化が今後ますます進むことを背景に、主要自動車メーカーによるEthernet採用の検討が本格化しています。
車載機器に特化した閉じた通信方式ではなく、Ethernetというオープンな環境を使うことで、後外部の機器やサービスとの連携も可能になります。

 

図 Ethernet AVB接続イメージ

 

 Ethernet AVB 技術の製品化にあたっては、Avnu Alliance のメンバーでもあり、Ethernet AVBを搭載した車載情報機器向けのSoCの開発を含め、早期からEthernet AVBに取り組んでいるルネサスと共同開発を行うことで、質の良いミドルウェアをより早く市場に提供します。最初のリリースでは、ルネサスの ARM Coretex-A9搭載ハイエンドマイコン、「RZ/A1」をターゲットにしています。
 今後発売されるEthernet AVBミドルウェア製品はOS/CPU非依存ですが、マイコンベンダーとの協調により、ユーザー様の製品化効率や実用性を向上させます。

 

以上

 

-図研エルミックについて-
 図研エルミックは、東京証券取引所第二部に上場し、資本金は12 億2 百万円です。
組込みシステムに必要なネットワーク・画像・通信関係の先端技術を、ミドルウェアライブラリやモジュールなど、お客様が使いやすい素材に変えて提供します。自社技術の核であるネットワーク技術を、ネットワーク監視カメラ、FA、そして車載機器を中心に展開しています。

このページに掲載されている情報は、発表当時の内容です。
ご質問等ございましたら、お問い合わせください。

 

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