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2018.12.12

FA制御機器と高速カメラの統合システム「HS Finder」リリース

図研エルミックがFA制御機器と高速カメラの統合システムを販売
- 製造現場の課題の見える化から、不具合対処まで可能にする産業用IoT -

 

 図研エルミック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:朝倉尉 以下 図研エルミック)は、ACTUNI株式会社(本社:大阪市、代表取締役:小原史郎 以下 ACTUNI)と協業し、製造現場における制御機器とネットワークカメラ、高速カメラを連携させ、高速製造ライン上の不具合の可視化、原因特定、さらに対処までを可能にする産業用IoTシステム「HS Finder」を開発しました。「HS Finder」は図研エルミックから12月12日より発売されます。

 

<FA制御機器とカメラ連携の連携>
 「HS Finder」は、FAネットワーク規格であるCC-Link IE FieldとIPカメラのネットワーク規格ONVIFとを統合したネットワークを構築し、さらにACTUNIのIP監視カメラ/高速カメラのハイブリッドシステムである「HS-Vision」を取り込むことで、高速ライン上の各工程とカメラ制御、撮影映像をひもづけます。高速製造ラインの不具合の瞬間をIP監視カメラと高速カメラの両方で自動的に録画し、記録された映像から工程情報を使って所望の映像を簡単に呼び出し、監視カメラと高速カメラの映像を同じ時間軸で再生します。不具合を確実に、多角的に検証することで、原因の特定や対処法の構築に貢献します。
さらに、カメラ映像を画像認識技術により解析し、カメラから得た情報を使ってFA制御ライン上の機器にやり直しや補完的な動作を自動的に命じることも可能になります。(下図) 製造現場で映像データを最大活用することで、安全の確保、省人化、予兆保全、ダウンタイムの短縮が可能になります。

 

 

<ACTUNIとの協業>
 図研エルミックでは、2015年にFAネットワークとIP監視カメラを統合したチョコ停の検知、記録システムである「チョコ停Finder」を提供していますが、高速製造ラインで使用するには、高解像度で高速撮影できるシステムが必要でした。ACTUNIの「HS-Vision」は高速撮影のみを目的とした従来の高速カメラシステムとは異なり、IP監視カメラとの混在環境による撮影や生産設備との連携など、図研エルミックが目指すFA制御機器とカメラの連携に最適な特徴をもつことから、今回の協業に至りました。

 

<製品構成>
 ゲートウェイユニット(三菱電機エンジニアリング株式会社製)、HS Vision、IP監視カメラ/高速カメラ×各1台、 PoEハブ、FA Viewer(FA用ビューワー)
*PLCは別売りです。
*既設の設備との統合も可能です。

 

以上

 

-図研エルミックについて-
 図研エルミックは、組込みシステムに必要なネットワーク・映像・通信関係の先端技術を、ミドルウェアライブラリやモジュールなど、お客様が使いやすい素材に変えて提供します。自社技術の核であるネットワーク技術を、IPカメラ、FA、そして車載機器を中心に展開しています。


このページに掲載されている情報は、発表当時の内容です。
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