受託開発

ソフトウェアシステム開発例 「スマートストアのための映像活用技術とストリーミング」

図研エルミックのストリーミング技術とネットワーク技術が、お客様が望むソフトウェアシステムの開発にどのように貢献できるか、スマートストアを例にご紹介します。

スマートストアでは、店内の防犯はもちろん、商品棚の欠品管理やマーケティングにまで、映像を活用することが可能です。さらに最近は、バーコードなどを頼らずに、商品の映像と画像解析AIによるスマートショッピングカートやセルフレジも実用化されつつあります。

映像は、周辺エリアの統括店経由で集約され、さらに基幹部門では、全店舗の映像を、AIや他のシステムと統合して店舗戦略などのマーケティングに役立てることもあるでしょう。

図研エルミックにできること

1.監視カメラシステム開発支援~ONVIF実装(カメラ/VMS)、ブラウザー版ビューワー開発支援

ONVIF実装

監視機器のデファクトスタンダードであるONIVIF規格のプロトコルスタックを監視カメラ、レコーダー、VMS、ビューワーなどに実装するお手伝いができます。当社には、ONVIF Profile-S、Profile-T、そして映像解析ツールとの連携を目的としメタデータの送受信、およびイベント処理方法のインターフェイスの標準化を目指して策定されたONVIF Profile-Mをサポートする技術資産(ミドルウェア ライブラリ)がありますので、効率よく実装することができます。

店内カメラのビューワー開発

店内の複数の監視カメラ、また地域内の全店舗のすべての監視カメラを遅延なく視聴するための組込み用ビューワー開発はもちろん、WevAssemblyを使ったブラウザー用ビューワーの開発もお手伝いします。移動端末でリアルタイムな映像が確認できます。

2. 店舗のカメラを機能拡張して映像の用途を広げる

最近は、カメラベンダーがプラットフォームやSDKを提供し、ユーザーやSierがカスタマイズできる、機能拡張が可能なネットワークカメラが市場に出ています。カメラに画像解析AIを後付けで搭載することも可能ですから、個々の店舗で、大きなシステムに頼らず映像解析を使った防犯や欠品管理も可能になるでしょう。当社では、カメラ開発にも深くかかわった経験を生かして機能拡張も支援できます。

3.映像データと他システムを連携させたスマートショッピングカートや欠品管理

バーコードを使ったセルフレジは、多くの店舗で使われています。さらに最近では、バーコードのスキャニングではなく、モバイルデバイスを使ったコンピュータービジョンとAI映像解析機能を使い、カメラがとらえた映像でレジに追加されるスマートショッピングカートも実用化されつつあります。そこでは、映像データを、AIツールはもちろんPOSシステムや注文管理システムなど、さまざまな異なるデータ形式を使うシステムと連例させる技術が必要です。図研エルミックは、映像データを他のシステムと連携させるプラットフォームを提供しています。
また、スマートリテイルに必要なシステムがクラウドサービスで提供されている場合、エッジデバイスやオンプレミスシステムとのスムーズなデータのやりとりが必要です。当社は、クラウドサービスとの連携に必要なネットワーク技術のノウハウも日々積みかねています。