高速性
- データ送出ルーチンの最適化や、高度な通信アルゴリズムにより、効率的な通信を実現
- →関数コールの最小化
- → 送信時のTCPリサイクルヘッダの使用
- → Routing Tree (Patricia Tree) / Socket Tree (Red&Black)の最適化 etc.
- “Zero Copy”関数を使用することにより、内部のデータコピーを最小限に減らすことが可能
プロトコルスタック
豊富な実績、IoT機器に組込みやすいIPv4ミドルウェア
KASAGO® IPv4 は、TCP、UDP、IP、ARPといった組込みシステムでIPv4のTCP/IP通信を行う為に必要なプログラムがセットになった基本キットです。製品は全てC言語で記述されたCPU・OS非依存のソースコードパッケージとして提供します。
※IPv6通信を行う場合は、 KASAGO IPv6(dual) をご利用下さい。
▶ 製品のリーフレットはこちら
CPU、OS、I/Fの内容を記述したヘッダファイルと、システム依存部分をまとめたCファイルの作成のみで移植が可能なため、1~2W程度の短期間で移植を実現
※デバイスドライバの開発、移植を除く
Web Browser, Web Server, SIPなど、KASAGO IPv4と組み合わせて動作する豊富なオプションプロトコルをご用意。
スタックソースコード:
TCP,UDP,IPv4,ARP,ICMP,DHCPv4(Clientのみ),IGMP,IGMP, AutoIP, BOOTP, DNS Resolver
BSDソケットインタフェースAPI(BSD4.4準拠)
各種ドキュメンテーション(移植マニュアル、インタフェース仕様など)
各種サンプルドライバ、サンプルソースコード
OPEN ALLIANCEのTC8 Ethernet ECU Testに対応
– RFC793, 826, 1122を部分サポート
new LP64データモデル対応
スタックソースコード:
TCP,UDP,IPv4,ARP,ICMP
BSDソケットインタフェースAPI(BSD4.4準拠)
各種ドキュメンテーション(移植マニュアル、インタフェース仕様など)
各種サンプルドライバ、サンプルソースコード
new OPEN ALLIANCEのTC8 Ethernet ECU Testに対応
– RFC793, 826, 1122を部分サポート
KASAGOオプションプロトコルは、KASAGO IPv4 、KASAGO IPv6 と組み合わせて使用する事によって、様々な機能を実現するアプリケーションプロトコルです。全てC言語のソースコードパッケージとして提供しています
製品名 | 対応状況 | 機能概要 | 対応仕様 | |
---|---|---|---|---|
IPv4 | IPv6 | |||
KASAGO DDNS | ○ | ○ | インターネット上のDNSサーバーに、ホスト名(ドメイン名)を登録し、ホスト名に対するIPアドレスをいつでも自由に変更することを可能にするプロトコルです。 |
|
KASAGO IPsec IKEv1 | ○ | ○ | 通信時のデータを暗号化するためのセキュリティプロトコルです。DES、3DES、AES、TWOFISH、BLOWFISH等の暗号化アルゴリズムに対応し、ソフトウェア・ハードウェアのどちらでも対応可能なI/Fを提供します。本製品は、IPsecV2/IKEv1機能となります。リーフレットはこちら |
|
KASAGO IPsec IKEv1/IKEv2 |
○ | ○ | IPヘッダ以降のパケットデータを暗号や認証することにより、データの漏洩、改ざんを防ぐ事が可能になります。またトンネリング機能を使用すると、VPNを構成する事が可能となります。リーフレットはこちら |
|
KASAGO SSL/TLS (Client / Server) |
○ | ○ | TCPヘッダ以降のパケットデータを暗号や認証することにより、データの漏洩、改ざんを防ぐ事が可能になります。ネットワーク構成による制限が少ないため、コードやメモリサイズの容量に制限がない場合に有効的です。 |
|
KASAGO DHCPv6 (Client) |
× | ○ | IPv6版のDHCPクライアント。プリンタやサーバーなど、固定のIPv6アドレスが必要な場合に必要となる機能です。 IPv6 Ready Logo Phase-2 DHCPv6取得(2009/12/9:JP-2-D-20090908-000112) |
|
KASAGO DHCP (Server Lite) |
○ | × | DHCPはIPアドレスなどの情報を自動で設定する機能です。 KASAGO DHCP ClientはDHCPサーバーよりIPv4アドレスなどの情報を取得する機能です。 KASAGO DHCP Server Liteはクライアントからの要求により、使用出来るIPアドレスプールの中から未使用のIPアドレスを選んで、クライアントにIPv4アドレスなどの情報を提供する機能です。 KASAGO DHCP Server Liteは一般的なDHCPサーバーと比べてクライアントに提供できるオプション情報が限定されています。 *KASAGO DHCP Server LiteはKASAGO IPv4パッケージの標準装備には含まれていません。KASAGO IPv4もしくはKASAGO IPv6/IPv4(Dual)のオプション製品です。 |
|
KASAGO Mobile IPv6 (Mobile node / Correspondent node) |
– | ○ | 移動先でも自分のIPアドレスを変更せずに、継続して通信することを可能にするためのプロトコルです。 |
|
KASAGO NAT | ○ | – | 一つのグローバルなIPアドレスを複数のコンピュータで共有するためのプロトコルです。 |
|
KASAGO HTTPc (Client) |
○ | ○ | 端末側でWeb Serverからコンテンツ、画像データやHTMLファイルの取得を行います。近年、HTTPヘッダに様々な情報を伝達、取得することが可能なため、データ交換の際に使用されます。また、認証機能を利用することも可能です。 |
|
KASAGO SNMP (Agent) |
○ | ○ | ネットワークシステムを監視/管理するためのプロトコルです。本製品はSNMPv1、v2c、及びv3に対応しております。 |
|
KASAGO LLMNR | ○ | ○ | DNSサーバーが存在しないネットワーク内で、機器名およびIPアドレスの解決が可能になります。Windows Vistaから搭載されている機能のため、WindowsVista / 7と接続する場合に有効的です。 |
|
KASAGO FTP/TFTP (Server & Client) |
○ | ○ | ファイル転送を行うためのプロトコルです。 |
|
KASAGO TELNET (Server) |
○ | ○ | コンピュータの遠隔操作を行うためのプロトコルです。 |
|
KASAGO PPP (Client / Server) |
○ | ○ | シリアル回線経由でダイアルアップにより、相手先との接続を行えます。 |
|
KASAGO PPPoE (Client) |
○ | ○ | PPPプロトコルをイーサネット経由して、通信することが可能になります。光回線やADSL回線等に接続する際に必要となる機能です。 |
|
KASAGO SNTP | ○ | ○ | ネットワーク上のSNTPサーバーとの通信により時刻を同期させるためのプロトコルです。SNTPは、NTPを簡略化して、SNTPクライアントからNTPサーバーに対する時刻情報の要求とそれに対する応答だけを行います。 |
|
KASAGO CIFS (Client) | ○ | ○ | ・マイクロソフトが公開しているSMB、CIFSファイル共有プロトコルのクライアント機能を実現します。 ・KASAGO IPv6/V4用に最適化した各種インターフェイス(ソケット、OS 、メモリ、タイマー、ログ、HASH等)を提供しています。 |
|
CPU | 提供内容 |
---|---|
RZ/A1 | (株)アルファプロジェクト様より、同社のRZ/A1H 搭載CPUボードAP-RZA-0Aご購入のお客様にKASAGO IPv4とオプションプロトコル (FTP/TFTP、TELNET)がセットになった無償評価ライセンスが提供されています。→詳細はこちら(外部サイトへ) |
サポートサービス(有償)をご利用のお客様には、Q&Aおよびバージョンアップを提供しております。
また、KASAGO IPv4の実装(移植)、デバイスドライバの作成、パフォーマンスアップのためのチューニングを含むシステム構築のコンサルティング、システムインテグレーションといった、各種エンジニアリングサービスを行っています
ンジニアリングサービスの詳細はこちらをご覧ください。