高速性
- データ送出ルーチンの最適化や、高度な通信アルゴリズムにより、効率的な通信を実現
- “Zero Copy”関数を使用することにより、内部のデータコピーを最小限に減らすことが可能
実測例 | 測定条件 | TCPスループット | UDPスループット |
---|---|---|---|
CPU (SH-2A) | 100BASE-TX | 67 Mbps | |
DSP (DaVinci TMS320DM648) | 100BASE-TX 1000BASE-T |
94Mbps 353Mbps |
94Mbps 568Mbps |
プロトコルスタック
豊富な実績、IoT機器に組込みやすいIPv6(v4デュアル)ミドルウェア
KASAGO®IPv6は、TCP/IP通信を行うためのプロトコルミドルウェアです。
IoT機器などの組込みシステムに最適な形に開発しました。
IPv4 のみ、IPv6 のみ、デュアルスタックのいずれのモードでも使えます。高速で高機能、しかも省サイズなミドルウェアです。UDP やICMP などよく使われる周辺プロトコルライブラリがデフォルトでついてくるのでシステムレベルのTAT とコストを削減します。デフォルトでついてくるオプション以外のその他オプションプロトコルやSIP、RTP などの通信、ネットワーク関連ミドルウェア周辺部(Ze-PRO シリーズ)も充実しています。
実測例 | 測定条件 | TCPスループット | UDPスループット |
---|---|---|---|
CPU (SH-2A) | 100BASE-TX | 67 Mbps | |
DSP (DaVinci TMS320DM648) | 100BASE-TX 1000BASE-T |
94Mbps 353Mbps |
94Mbps 568Mbps |
ROM | RAM | |
---|---|---|
IPv6のみ | 99KB | 動的:3.2KB 静的:1.3KB |
IPv6/v4デュアルスタック | 126KB | 動的:3.8KB 静的:1.3KB |
・よく使われる周辺部をデフォルトで一緒にご提供。その他にIPsec、Mobile IPv6、SIP等、KASAGO IPv6と組み合わせて動作する豊富なオプションプロトコルをご用意
・プロトコルの実装、パフォーマンスアップのためのチューニング、デバイスドライバの作成、新規プロトコルの作成、周辺プログラムの受託開発、評価ボードの受託開発、ハードウェア部の開発受託など、幅広くお客様をサポートします
エンジニアリングサービスの詳細はこちらIPv4からIPv6への移行を検討しているお客様のご相談も承りますので、お気軽にご連絡下さい。
KASAGOオプションプロトコルは、KASAGO IPv4 、KASAGO IPv6 と組み合わせて使用する事によって、様々な機能を実現するアプリケーションプロトコルです。全てC言語のソースコードパッケージとして提供しています。
製品名 | 対応状況 | 機能概要 | 対応仕様 | |
---|---|---|---|---|
IPv4 | IPv6 | |||
KASAGO DDNS | ○ | ○ | ・インターネット上のDNSサーバーに、ホスト名(ドメイン名)を登録し、ホスト名に対するIPアドレスをいつでも自由に変更することを可能にするプロトコルです。 |
|
KASAGO IPsec IKEv1 | ○ | ○ | ・通信時のデータを暗号化するためのセキュリティプロトコルです。 ・DES、3DES、AES、TWOFISH、BLOWFISH等の暗号化アルゴリズムに対応し、ソフトウェア・ハードウェアのどちらでも対応可能なI/Fを提供します。 ・IPsecV2/IKEv1機能です。リーフレットはこちら |
|
KASAGO IPsec IKEv1/IKEv2 |
○ | ○ | ・IPヘッダ以降のパケットデータを暗号や認証することにより、データの漏洩、改ざんを防ぐ事が可能になります。 ・トンネリング機能を使用すると、VPNを構成する事が可能となります。リーフレットはこちら |
|
KASAGO SSL/TLS (Client / Server) |
○ | ○ | ・TCPヘッダ以降のパケットデータを暗号化や認証することにより、データの漏洩、改ざんを防げます。 ・ネットワーク構成による制限が少ないため、コードやメモリサイズの容量に制限がない場合に有効です。 |
|
KASAGO DHCPv6 (Client) |
× | ○ | ・IPv6版のDHCPクライアントです。プリンタやサーバーなど、固定のIPv6アドレスが求められる場合に必要になる機能です。 ・IPv6 Ready Logo Phase-2 DHCPv6取得(2009/12/9:JP-2-D-20090908-000112) |
|
KASAGO DHCP (Server Lite) |
○ | ○ | ・DHCPはIPアドレスなどの情報を自動で設定する機能です ・KASAGO DHCP ClientはDHCPサーバーよりIPv4アドレスなどの情報を取得する機能です。KASAGO DHCP Server Liteはクライアントからの要求により、使用可能なIPアドレスプールの中から未使用のIPアドレスを選んで、クライアントにIPv4アドレスなどの情報を提供する機能です 一般的なDHCPサーバーと比べてクライアントに提供できるオプション情報が限定されています。 *KASAGO DHCP Server LiteはKASAGO IPv4パッケージの標準装備には含まれていません。KASAGO IPv4もしくはKASAGO IPv6/IPv4(Dual)のオプション製品です |
|
KASAGO Mobile IPv6 (Mobile node / Correspondent node) |
– | ○ | ・移動先でも自分のIPアドレスを変更せずに、継続して通信することを可能にするためのプロトコルです。 |
|
KASAGO NAT | ○ | – | ・一つのグローバルなIPアドレスを複数のコンピュータで共有するためのプロトコルです。 |
|
KASAGO HTTPc (Client) |
○ | ○ | ・端末側でWeb Serverからコンテンツ、画像データやHTMLファイルの取得を行います。近年、HTTPヘッダに様々な情報を伝達、取得することが可能なため、データ交換の際に使用されます。また、認証機能を利用することも可能です。 |
|
KASAGO SNMP (Agent) |
○ | ○ | ・ネットワークシステムを監視/管理するためのプロトコルです。 ・SNMPv1、v2c、及びv3に対応しております。 |
|
KASAGO LLMNR | ○ | ○ | ・DNSサーバーが存在しないネットワーク内で、機器名およびIPアドレスの解決が可能になります。 ・Windows Vistaから搭載されている機能のため、WindowsVista / 7と接続する場合に有効的です。 |
|
KASAGO FTP/TFTP (Server & Client) |
○ | ○ | ・ファイル転送を行うためのプロトコルです。 |
|
KASAGO TELNET (Server) |
○ | ○ | ・コンピュータの遠隔操作を行うためのプロトコルです。 |
|
KASAGO PPP (Client / Server) |
○ | ○ | ・シリアル回線経由でダイアルアップにより、相手先との接続を行えます。 |
|
KASAGO PPPoE (Client) |
○ | ○ | ・PPPプロトコルをイーサネット経由して通信することを可能にします。光回線やADSL回線等に接続する際に必要になる機能です。 |
|
KASAGO SNTP | ○ | ○ | ・ネットワーク上のSNTPサーバーとの通信により時刻を同期させるためのプロトコルです。 ・SNTPは、NTPを簡略化して、SNTPクライアントからNTPサーバーに対する時刻情報の要求とそれに対する応答だけを行います。 |
|
KASAGO CIFS (Client) | ○ | ○ | ・マイクロソフトが公開しているSMB、CIFSファイル共有プロトコルのクライアント機能を実現します。 ・KASAGO IPv6/V4用に最適化した各種インターフェイス(ソケット、OS、メモリ、タイマー、ログ、HASH等)を提供しています。 |
|
サポートサービス(有償)をご利用のお客様には、Q&Aおよびバージョンアップを提供しております。
また、KASAGO IPv6/v4の実装(移植)、デバイスドライバの作成、パフォーマンスアップのためのチューニングを含むシステム構築のコンサルティング、システムインテグレーションといった、各種エンジニアリングサービスを行っています。
エンジニアリングサービスの詳細はこちらをご覧ください。