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2014.09.24

HTTP Streaming(HLS)、RTMPミドルウェアをリリース

図研エルミックが画像/音声 ストリーミングプロトコルミドルウェアに2製品を追加
-あらゆる場所で、あらゆるデバイスで映像の閲覧が可能に-

 

 図研エルミック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:朝倉尉 、東証二部:4770以下 図研エルミック)は、動画像をリアルタイムで送受信する通信プロトコルであるHLS (HTTP Live Streaming)とRTMPをミドルウェア化し、ライブラリ製品「Ze-PRO HTTP Streaming (Server)」 「Ze-PRO RTMP (Server)」として10月から販売します。

 

-HLSとRTMP-
 図研エルミックでは、以前から同じく画像/音声のストリーミング規格であるRTPのライブラリ、「Ze-PRO RTP」を提供しており、公衆網やハイエンドのネットワーク監視カメラ等に多くの採用実績があります。RTPに対し、今回製品化する2つの規格、HLSとRTMPは、より汎用的なストリーミング技術です。HLSはApple社がiOS端末にHTTP技術を応用して動画像を配信するために開発した規格です。一方のRTMPはAdobeが提供する規格で、Adobe のFlashプレイヤーを備えた機器に音声・動画・データを配信するストリーミング規格です。HTTPサーバーを使うHLS、RTMPでは、Android OS、iOS、Flashプレイヤーがあれば、送受信側ともに専用アプリケーションを追加することなくライブ配信が可能になるという大きなメリットがあり、あらゆる場所で、あらゆるデバイスで映像の閲覧が可能になります。

 

携帯電話やタブレット端末など、モバイルでの視聴環境が拡大するなか、個人や小規模な組織からの動画像の発信環境の需要が増えていますが、クラウド環境との親和性が高いHTTPやRTMP技術は、クラウドを活用した動画像配信サービスをより手軽に実現します。
動画像の送受信だけでなく、例えば最近ではクラウド上で送信された動画像をパノラマ加工して配信するなど、クラウドの活用が進んでいますが、HLS、RTMPのストリーミング技術を使って送信すれば、ユーザーは専用アプリケーションを携帯電話やタブレット端末にインストールせずに、加工された画像を閲覧する事ができます。 デジタルカメラ、セキュリティカメラ、IPテレビや留守宅でのペットの見守りカメラ、ウェアラブルカメラなど、様々な動画像配信機能を有した機器の拡販に搭載される最適な通信技術としてHLSとRTMPは活用できます(図1)。

 

図1 従来の一般的な動画像の配信、加工サービス環境(上段)とHLS、RTMPを使った場合(下段)の比較

 

 

 ミドルウェアライブラリによる開発の効率化
 HLS、RTMPとも、普及を促進するため一般に公開されている技術ですが、機器メーカーが自ら製品に取り込むには、プログラム化の手間のみにとどまらず、規格が変更された場合のメンテナンスなど、余計な手間やコストがかかります。 ミドルウェアライブラリ提供の専門ベンダーである図研エルミックのライブラリ、「Ze-PRO HTTP Streaming (Server)」 「Ze-PRO RTMP (Server)」を使うことで、開発者は自社製品を簡単にインターネット対応させることが可能になります。ライブラリの構成は図2のとおりです。

 

図2 ライブラリ構成

 

 

 また、図研エルミックは前述のRTPのライブラリ以外にも、ONVIFなど、動画や音声のストリーミング規格のライブラリを提供しており、多くの採用実績があります。放送業務用から個人の娯楽用途まで、機器メーカーの目的に応じた画像/音声のストリーミング技術をラインナップしていきます。ストリーミング技術に不慣れなお客様も一からサポートするほか、周辺部の受託開発も可能です。

 

以上

 

-図研エルミックについて-
 図研エルミックは、東京証券取引所第二部に上場し、資本金は12 億2 百万円です。
組込みシステムに必要なネットワーク・画像・通信関係の先端技術を、ミドルウェアライブラリやモジュールなど、お客様が使いやすい素材に変えて提供します。自社技術の核であるネットワーク技術を、ネットワーク監視カメラ、FA、そして車載機器を中心に展開しています。


このページに掲載されている情報は、発表当時の内容です。
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