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【ONVIF-11】ONVIFのProfile Sのサポートが終了しますが、どういった対策が推奨されますか?

ONVIF Profile Sは、現在のサイバーセキュリティ推奨事項に合致しない認証メカニズムを使用しているため、2025年10月9日をもってサポートが終了します。

Profile S は非推奨となり、既存のProfile Sベースのシステムが直ちに動作しなくなるわけではありませんが、セキュリティ強化のため、早めに以下の対策をとることが推奨されます。

推奨対応

  1. Profile T への移行を検討・計画する(Profile T はProfile Sのほぼすべての機能に加え、より安全な認証方法や高度なビデオ監視機能を提供しています)。
    ※現在市場に出回っている多くのONVIF準拠デバイスはProfile S・T両方に対応しています。
  2. ユーザ名トークン認証の使用を停止する(Profile Sで指定されている認証は現在の推奨に合わないため)。代わりにTLS/HTTPS など安全な通信を有効にする・導入する。

参考

  • ProfileS適合性を主張できるのは、2026年6月版のONVIF適合テストツール(有効期間は9か月)が最後となります。
  • ONVIFのTLS構成アドオン仕様は2026年末にアップデート予定です。
    プロファイルとは異なり、アドオン仕様はバージョン管理により技術・仕様の変化に適応が可能です。

まずは現状の機器対応状況を確認し、メーカーの案内に基づいてTLS有効化やProfile Tへの移行計画を立てることをおすすめします。


※本ページの内容は、ONVIF公式ウェブサイトを参照しております。情報は変更される場合があるため、最新の正式情報は必ずONVIF公式サイトでご確認ください。

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