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【開発環境ほか1-2】WireSharkで、over HTTPのパケットを”HTTPを介したプロトコル”として解析する方法を教えて下さい。

over HTTPは、HTTPを経由して異なるプロトコルを送信しており、WiresharkではHTTPと認識されます。
overHTTPのパケットを「HTTPを介したプロトコル」として解析する等、Wiresharkで想定している形式以外の方法(プロトコルやポートが異なる場合など)で通信を行っているデータをデコードしたい場合、デコード方法を任意に指定して
解析を行います。

例えば”RTSP over HTTP”をRTSPとして解析するためには、以下のように設定することでWiresharkでデコードできるようになります。
(Wiresharkでは、パケット単位で特定のプロトコルとして解析が可能です)

図1において、下記の設定を行うことで、図2のようにデータを参照できますので、RTSPのペイロードのフォーマットにしたがって解析を行うことができます。

  1. 対象のパケットを選択
  2. 右クリック>「…としてデコード」を選択
  3. ダイアログで「+」を押下し、以下の設定を追加する
  4. フィールド:TCP port
  5. 値:80 (overHTTP使用時のポート番号)
  6. 種別:整数型、基数10
  7. デフォルト:HTTP
  8. 現在:RTSP
  9. OKボタンを押下
図1:HTTPとして表示されているデータ
図2:H.264のデコード例

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