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【開発環境ほか 1-8】HTTPサーバを実装しました。お勧めの試験方法はありますか?

HTTPサーバの試験では、クライアントから要求を送信し、HTTPサーバからの応答を受信し内容を確認することになります。

代表的なテストツール

クライアントからの要求 HTTPリクエストの送信ができる代表的なツールを紹介します。

  • curl
    様々な通信プロトコルを使用してデータの送受信を行えるコマンドラインツールで、Windowsでも、2018年のWindows 10 Ver.1803(RS3)から標準で付属しています。
    コマンドラインからHTTP等のプロトコルを使用してサーバの管理や操作、APIを使用したデータの転送が行えます。様々な通信が確認可能ですが、コマンドオプションを駆使して設定を行うため、使いこなすにはハードルが高いかもしれません。スクリプト上で実行することで、応答の判定まで行うことができますが、全てはスクリプト実装者次第での処理となります。
    公式サイトより入手が可能です。
  • REST Client
    Microsoftが開発しているソースコードエディタ(Visual Studio Code)の拡張機能です。
    Visual Studio Code上でテスト用コマンドを編集し、そのままコマンドの送信、応答確認まで行うことが可能です。エディタであるVisual Studio Code単体で動くこと、URL毎に送信できる手軽さもあり、Visual Studio Codeを使用する開発者であれば、1つのアプリ上でクローズできる環境となり、HTTPサーバ開発中のちょっとした確認に使用できるツールです。コマンド応答の確認は目視になるため、開発時に適したツールです。
    詳細な使い方はVisual Studioのマーケットプレイスで確認できます。
  • Postman / Newman
    Postmanは専用アプリをインストールし、各項目をGUIで設定することでテスト用コマンドを用意します。応答の判定も設定できるため、テスト用のツールと言えます。複数のテスト用コマンドをまとめて管理可能で、管理の単位でエクスポートし、自動実行ツールであるNewmanで使用できます。
    GUIでテストテストを作成し、CUIでテストを一通り流すような運用に向いているツールです。
    • Postman:
      UIベースでHTTPリクエストの送信等を行うことができます。API開発コラボレーションツールで、外部のサービスとのAPI情報の受け渡しも可能です。
    • Newman:
      Postman用のコマンドライン版コレクションランナーです。コマンドラインからPostmanで作成したコレクションを実行しテストすることができます。
    詳細は公式サイトでご確認ください。

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