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【開発環境ほか1-1】Wiresharkで独自プロトコルを解析することはできますか。

Wiresharkのプロトコル解析部分であるDissectorをプラグインとして作成し、Wiresharkに読み込ませることで、独自プロトコルの解析が可能となります。
以下に手順を示します。

  1. プラグインの作成
    プラグインは.luaファイルとして作成します。Wireshark.orgのwebサイトにある「Wireshark Developer’s Guide」のサンプルluaファイルを例として、記述する内容を説明します。
  2. Luaが有効になっているか確認(Wiresharkの最新バージョンではデフォルトで有効です)
    • Wiresharkインストールパスにあるinit.luaの内容を確認
      • enable_lua = true(またはdisable_lua = false)であること
      • run_user_scripts_when_superuser = trueであること
  3. プラグインを読み込む
    pluginsフォルダに作成した.luaファイルを配置します。配置先は以下で確認できます。
    [ヘルプ]>[Wiresharkについて]>[フォルダ]タブを選択、「個人Luaプラグイン」のパス
    • パスをダブルクリックすると、そのパスを表示します。( フォルダがなければフォルダが作成されます)
    • Windowsの場合は 「%APPDATA%/Wireshark/plugins 」になります。
    ファイル配置後、以下のいずれかを実施することでプラグインを読み込みます。
    • Wiresharkを再起動する
    • [分析]>[Luaプラグイン再読込]を選択する
「Wireshark Developer’s Guide」および本稿の解説文は、 GNU 一般公衆利用許諾契約書 (GNU GPL) バージョン2の対象になっています。詳細については、GNU 一般公衆利用許諾書を参照してください。

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