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【生産現場の可視化-8】フィールドバスにカメラをつなげて、PLCや機器と連携させる方法は?

フィールドバスにカメラを繋げ、PLCや機器と連携させるためには、以下のような手法が考えられます。
実現したい生産現場の可視化に合わせた手法の検討が必要です。

手法1.フィールドバス インターフェイスを持つカメラを導入

各種フィールドバスに対応したインターフェイスを持つカメラを導入することで連携させる方法です。
但し、連携をカメラ内蔵の機能で行うのか、PLCなどの機器で行うのか、別アプリケーションで行うのかなど、連携機能をどこで実現するのかを決めておくことがポイントです。

手法2.連携モジュールやゲートウェイ機器を使用

FA機器メーカなどが提供している、カメラとPLCやFA機器を連携させるためのモジュールやゲートウェイ機器を導入する方法です。これらの機器の多くは、連携を前提として開発がなされており、実現性は高いと言えます。但し、連携の機能や対応するカメラなどの制約が存在しますので、目的に応じた選択が大切です。

手法3.OT/IT連携プラットフォームやアプリケーションを使用

OTシステムとITシステムを連携させるプラットフォームが、多くのベンダーや団体などから提供されています。
これらの環境を導入することで、連携を実現できます。但し、このようなプラットフォームは、工場丸ごとといった比較的大掛かりなシステムであること、ITシステムを管轄するIT部門との調整が必要となる等、検討が必要な範囲がかなり大きくなる可能性があります。

もう少し小規模な連携の実現方法として、連携機能を持つアプリケーションを使用することが考えられます。アプリケーションでの連携実現は、「生産現場可視化-6」を参照して下さい。


いずれの手法を用いる場合でも、以下のポイントについて注意しておく必要があります。

  1. 連携機能をどこで実現するのか(カメラ側、機器側、アプリケーションなど)
  2. OTシステムのネットワーク上にカメラ映像データが流れる場合、帯域やセキュリティなど制御システムに与える影響

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