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【開発環境ほか 2-2】ARMコアをターゲットにする場合のYOCTOを始め方を教えて下さい。

ARMコア搭載のRaspberryPi4を利用してYOCTOを始める、概要をご説明します。

  1. YOCTO公式サイト(www.yoctoproject.org)からyocto projectを入手します。
  2. source poky/oe_init_build_env でビルド環境を準備します。
     生成される以下のフォルダが重要です。
     /conf/ ※ 設定ファイル(local.conf, bblayers.bb)が展開されます。
     /tmp/work ※このフォルダにビルドするために必要なファイルが展開されます。
  3. マシン名を設定して、ビルド環境を構築します。
    組込Linuxでは、ARMコアを使用することが多いですが、ARMコアを搭載したSoCの種類が多く、1つ1つ別々のビルドシステムを組むことは大変です。このためYOCTOは、マシン名を設定してビルド環境を構築します。
    local.conf (/build_dir/conf/) における MACHINE変数にマシン名を指定することにより、マシン固有のコンフィギュレーションが可能です。
    RaspberryPi4の場合:MACHINE ??= “raspberrypi4-64″ は、使用するPCで用意します。(例:/home/xxxx/yocto-develop)
  4. レイヤーを追加します(bblayers.confに記載します)
    meta-raspberrypiのレイヤーをダウンロードし、bblayers.bbにビルド対象レイヤーとして追加します。
  5. ビルドを実行
     bitbake core-image-minimalでビルドが実行されます。

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