ストリーミング寺子屋

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【Streaming-8】WebRTCを導入する際の技術的なポイントを教えて下さい。

P2P通信と多対多通信を実現するサーバーを構築

WebRTCでは、P2P通信と多対多通信を実現する以下のサーバーを構築する必要があります。

これらのサーバを構築することは、技術的難易度が高く、WebRTCを導入する際には、あらかじめサーバーの構築方法を検討しておくことが重要です。WebRTCが使えるSDKサービスを利用することで、比較的容易に サーバを実装することも可能です。各サーバーの概要は以下です

P2P通信  

  • シグナリングサーバー
    通信を開始する前に、IPアドレスやコーデック等、通信に必要な情報を通信相手と交換するサーバー
  • STUNサーバー
    NATが存在する環境でP2P通信を行う際に必要な、グローバルIP及びポート番号を取得できるサーバー
  • TURNサーバー
    STUNサーバから取得できたネットワーク接続情報でP2P通信が確立できなかった場合(主に企業ネットワーク等、firewallの動作する環境と通信する場合)に、TURNサーバーを経由した通信に切り替えることで通信を可能にします。

多対多通信

  • SFUサーバー
    各エンド端末と同時に通信し、同様のデータを各エンドに配信します。

Amazon KVS

Amazon KVS関連でWebRTCを扱う場合は、以下の設問も参考にして下さい。
【クラウド連携-2】Amazon KVSを使うメリットは何ですか?

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