ソフトウェア受託開発ブログ「つながらない」「映像が乱れる」を解決するストリーミングコンサルティング

今回のブログは、新しくエンジニアリングサービスのメニューの1つとしてwebサイトやYouTubeでご紹介することになった、ストリーミングコンサルティングサービスをご紹介します。新しく…とは申しましたが、以前よりストリーミングの不具合やその原因解明に悩むお客様からご相談を受ける機会は多く、その際に提供してきた、不具合の原因解析と解決策の提言を、1つのコンサルティングサービスのメニューとしてwebサイトやYouTubeでご提案するものです。

OSSを実装したがうまくいかない

今までご相談いただいたお悩みは、標準規格(RTP、RTSP、ONVIFなど)をスクラッチで開発したり、OSSで実装したお客様によるものが多く、例えば以下のようなものがあります。

  • ・映像がカクつく、乱れる
  • ・自社でネットワークカメラにONVIFを実装したが他社のONVIF準拠NVRとつながらない。
  • ・ONVIFカメラのストリーミングURLでカメラ映像を確認しようとしても、カメラの映像が取得できない。
  • ・国交省仕様にしたいがメーカーによりクセがあり、他社製品とうまくつながらない

ストリーミングコンサルティングサービス

当社は、2009年よりRTPONVIF関連のプロトコルスタックをミドルウェアライブラリとして提供しており、ユーザー様に実装支援やシステム開発もお手伝いしています。これらの経験の中から、例えばWiresharkのキャプチャーデータをみて、“あるべきカタチ”と現状の比較、原因の想定にアタリがつけられる・・などのノウハウがあります。これらを活かし、ストリーミングコンサルティングサービスを提供します。

コンサルティングサービス実施のためご準備いただくものと、成果物の例

  • ・発生している事象の概要
  • ・ネットワーク上での通信仕様概要情報
  • ・Wiresharkキャプチャーデータ(あれば)
  • ・ソースコード(開示可能な範囲)
    ※ソースコードは必須ではございません。
  • ・解析結果と解決策を提言するレポート
    (解析結果、要因分析、解決策の提言)
  • 期間:2週間から1か月程度
  • 価格:ご相談

解決方法は、お客様の環境に合わせてご提案します。
当社のミドルウェアライブラリとの置き換えを強要することはございません。

Wiresharkを使った解析ノウハウの一例

ノウハウの一部のご紹介としてWiresharkのキャプチャーデータを使ったパケットロスや時刻ずれによる400エラーの例を、動画にまとめました。

また、当社のナレッジベースである「ストリーミング寺子屋」でも、以下のQ&Aをご用意しています。

【開発環境ほか1-1】Wiresharkで独自プロトコルを解析することはできますか。

【開発環境ほか1-2】Wiresharkで、over HTTPのパケットを”HTTPを介したプロトコル”として解析する方法を教えて下さい。

【開発環境ほか1-3】WiresharkでRTPや独自フォーマットのストリーミングデータを解析する手法を教えて下さい。

【開発環境ほか1-10】ストリーミングで映像がカクつく場合の、Wiresharkのチェックポイントと対策を教えてください。

【開発環境ほか1-11】ONVIFコマンドを実行した際、400 エラーなどのエラーメッセージが表示されます。Wiresharkのチェックポイントを教えてください。